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保証委託契約

保証委託契約とは?

保証委託契約というのは、主たる債務者が、保証人に対して保証を委託する契約のことをいいます。

金融実務上の保証委託契約

債権者と保証人との間の保証契約は、主たる債務者の委託を受けないでも成立しますが、委託を受けない保証人の求償権には制限が加えられます。

なので、金融実務では保証委託契約を結ぶのが普通で、金融機関の支払承諾(債務保証)や信用保証協会の保証では、保証委託契約が前提となっています。

委託を受けた保証人の求償権

委託を受けた保証人の求償権には、制限がありません。

よって、主債務者が破産した場合などは、保証債務履行前でも求償権(事前求償権)を行使することができます。

関連トピック
保証債務とは?

保証債務というのは、保証人が保証契約に基づいて負担する債務のことをいいます。

具体的には、保証債務は、主たる債務(被保証債務)と同一の内容の従たる債務で、主たる債務が履行されない場合に代わって履行する内容の債務のことです。

保証債務の附従性とは?

保証債務の附従性というのは、次のような性質のことをいいます。

⇒ 保証債務は従たる債務として、主たる債務の発生、移転、消滅に従って発生、移転、消滅し、その目的や態様が主たる債務よりも重いときは、主たる債務の限度に縮減される。


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