保証委託契約とは?
保証委託契約というのは、主たる債務者が、保証人に対して保証を委託する契約のことをいいます。
金融実務上の保証委託契約
債権者と保証人との間の保証契約は、主たる債務者の委託を受けないでも成立しますが、委託を受けない保証人の求償権には制限が加えられます。
なので、金融実務では保証委託契約を結ぶのが普通で、金融機関の支払承諾(債務保証)や信用保証協会の保証では、保証委託契約が前提となっています。
委託を受けた保証人の求償権
委託を受けた保証人の求償権には、制限がありません。
よって、主債務者が破産した場合などは、保証債務履行前でも求償権(事前求償権)を行使することができます。 |